2026.08.31 お知らせ, イベントレポート
8月19日(水)、
AI時代における地方創生と教育の役割
~未来の地域を作る『デジタル人材(企業ドクター)』の育成~
をテーマにセミナーを開催しました。
今回の講師は
東京都渋谷区に本社のある、株式会社フォーバル
企業ドクター開発センター センター長の五十嵐 俊行(いがらし としゆき)氏です。
五十嵐センター長は、2022年から全国自治体・大学向けのDX講座やセミナーを実施し、
2026年は、全国の大学院・大学・専高中学53校で、568回の授業を予定しています。
フォーバルでは、社内初の営業マニュアル開発をはじめ、事業運営の暗黙知のノウハウ化、
カリキュラム化をもっとも行っています。
会場は、四万十市総合文化センターしまんとぴあのりぐるホールです。

受講者は、
幡多6市町村教育委員会の教育長の皆さん、教育委員や学校教職員の皆さん、
高知県教育委員会西部事務所の皆さんなど、総勢92名です。
冒頭、政府の掲げる4つの原動力、
「グリーン社会の実現」「官民挙げたデジタル化の加速」「少子化対策」「活力ある地方創り」に基づいて、フォーバルが考えた地方創生の在り方「F-Japan構想」について説明する五十嵐センター長。
F-Japan構想は、産(民間企業)・官(自治体)・学(教育機関)・金(金融機関)と連携することで、
DX人材を育て、その人材が自身の地元経済を活性化させる、DXの地産地消による永続的な地方創生を実現する新たなビジネスモデルです。
講話は「今見えている近未来の日本」のことから始まりました。
今後予測される人口減少を、日本>高知県>四万十市と見ながら、人口問題が経済活動に与える影響を目の当たりにします。
解決策は、【地域産業を救う「デジタル活用」】です。
今までと違う方法論、つまり【変革(Transformation)】が必要!
Transformationにデジタルを活用する【DX】です!
ペーパーレスにしてデジタルで管理することがDXではありません。
デジタル化することで業務効率を改善させるのがDXです。
DXとは、
「デジタルに変える」ことではなく、
「デジタルで変える」ことだと、五十嵐センター長は説きました。
DXを理解したところで、生成AIについてのレクチャーです。
生成AIが得意なこと、苦手なことを知り、
「生成AIが苦手な領域を理解しておくことが重要」と学びました。
実践ワークでは、五十嵐センター長の写真を「漫画風にしてください」と
Geminiに指示を出しました。
漫画風になった五十嵐センター長はどうですか?
続いて、AI時代に起きること、
例えば「なくなる仕事」と「近い将来でも残る仕事」の一覧が表示されました。
勿論、どちらもAIに聞いてリスト化されたものです。
近い将来でも残る仕事は、
「人にしかできない“判断・信頼・調整・活動”を、現場で責任をもってやり切る」仕事。
近い将来でも残る仕事の上位にある「医師・看護師」や「経営コンサルタント」の
ビジネス視点を併せ持った、企業の病を治す企業ドクターについても説明がされました。
企業ドクターは、経営者に寄り添い、経営の健康を守り続ける「かかりつけ医」です。
また、AI時代でも、文系人材の必要性は変わらないことも話されました。
理系デジタル人材:つくる人・技術を生み出す人
文系デジタル人材:つたえる人・価値を広げる人
理系デジタル人材×文系デジタル人材の力で、未来をつくる真のDXが実現します。
最後は、教育現場への「早期教育」の提案です。
「地元大学の学生は、地元に残りたい派が多数」であるのに、
地元には働き口がなく、都会への人口流出につながっています。
それを食い止めるのはAIです。
小中学生の早い段階からAIを使い、
あたりまえの”地元”に触れる範囲(深さ)を広げることで、
地元の魅力を早く広く知る、地元を支える若手人材を沢山育てていくことができる。
若者の発想とAIで、ふるさとの未来を再び輝かせることができる可能性を、
教育関係者の皆さんに知っていただきました。

【参加者の声】
・人口減少が深刻になる中、地域の魅力を発信し、地域で活躍できる人材を育成することの大切さを実感できた。
・これからの未来を考えた時、地方創生と教育の関わりはとても大切。
特に高知県のような人口減少の問題が大きい地域では、地域との関わりを大事にした教育課程が必要と感じた。
・人間でしか出来ない信頼や責任感をもちつつAIを上手く活用する。本当に大切な事と思った。
・学校教育の中で地域を知り、地域に愛着がもてるような教育課程の工夫が大切であると改めて感じた。
地域のヒト、コト、モノに触れられような学びにしていきたい。
・ふるさと教育に力を入れ、地元に誇りと自信を持ち、DXによって地域を良くしていこうとする人材を育てる事が重要。
・たくさんのデータで不安もあるが未来への希望も与えていただいた。自分にしかできないことも探求していきたい。
・変えていかなければならない学校文化や、今の子どもたちに付けていかなければならない力について考えることができた。
人間だからこそできる感情の伴った教育をより意識し、地元の良さを見つめる学習を大事にし地方創生にもつなげたい。
・将来残る職業の共通点が心情に起因するものだった。学校の存在意義や教育で大切にすべきことについて改めて考えさせられた。
・経営コンサルタントの視点から考えを深めることができたことは、とても良かった。
・人口減少に向かう四万十市の方向性の一端を示していただけたことで未来への希望を少なからず持つことができた。
・AIは0から1を生みだせない。人にしかできない判断、調整、実行する力を育てていく教育をしていきたい。
しまんとSiXsでは今後も皆さんにとって参考になるセミナー、気づきになるセミナー開催を計画しますので
是非ご参加ください!